電話機増設の際のご注意点

こんにちは。ビジネスホンORDERです

今回は電話機増設の際のご注意点についてお話ししたいと思います。

弊社にも「電話機を増設したいのお見積りをお願いします。」というお問い合わせは
よく頂きます。

弊社で導入いただきましたお客様のビジネスフォンの施工につきまして、工事履歴や
導入いただいた機器構成などをデータベースにして保管しておりますので問題ない
のですが、他社様で導入いただいたビジネスフォンに対して弊社で増設のお問い合わせ
をいただく場合、型番をお確かめいただく必要がございます。

もちろん、お問い合わせいただきました際に弊社で確認をさせていただいておりますが、
参考までにご案内したいと思います。

今回はNTTの電話機を例にみてみましょう。

下記の図はNTTのGXというシリーズの電話機の裏側です。

gx24btel

どのメーカーも電話機の裏側に型番の記載があります。
場所はほぼ一緒です。

上図のNTT GXでいいますと、図中の赤枠部分が型番の記載です。
少々小さくて見にくいと思いますが、「GX-BTEL-W」と記載されています。

メーカーによって型番の意味は異なってきますが、NTTの場合、下記ようになります。

◆GX:  シリーズ名。シリーズが異なると接続できない電話機があります。
◆: 電話機の外線ボタンの数を表しています。
◆BTEL: バス配線方式に対応した電話機を表しています。
◆:  「後期型」を表しています。
◆W:  電話機のカラーが「白」を表しています。

配線方式等の説明は別の機会でご説明いたしますが、図の電話機の場合、
「GXシリーズの外線ボタンが24あるバス配線用の白の電話機」ということになります。

上記はいずれも重要です。
ビジネスフォンを増設される際、既存の電話機と同様の電話機である必要があります
ので、上記を正確にお伝えいただく必要があります。

上記項目のいずれかでも異なりますと、電話機が接続できないということもあります。
外線ボタンの下図は電話機のカラーが異なっても接続は可能ですが、他の記号については
厳密な規定がありますので要注意です。
特に、一番見落としがちなのが、上記でいいますと「BTEL」の「B」です。
NTTの場合は「B」の他に「S」があります。
「S」は配線方式が「スター配線」に対応しているという意味になります。

もし型番が、「GX-STEL-」であった場合、配線方式のみが上図の
「GX-BTEL-」と異なるわけですが、たった一文字の違いが配線方式の違いを
表す重要な記号であるということです。

バス配線用の電話機とスター配線用の電話機は全く互換性がありません。
当然、ビジネスフォン主装置の中に実装されているユニットと呼ばれる基盤もバス配線と
スター配線では異なってきますので、電話機増設に伴ってユニットも追加される場合には
ユニットもバス用のものを用意します。

余談ですが、配線方式が「バス配線」と「スター配線」の2通りあるのはNTTの電話機のみです。
他のメーカーでは配線方式による電話機の違いはありません。

当店では、お客様に懇切丁寧なご説明をモットーとしております。

ビジネスフォンのお見積りの中には色々な項目が記載されており、それらが一体何なのか、
また本当に必要かどうかもなかなかお分かりにくいと思います。
もちろん、可能な限りご説明はさせていただいておりますが、ご不明点などございましたら
お気軽にお問い合わせください。

業界歴10年以上の担当が、お客様に最適なご提案をさせていただきます。