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NTTのアダプターを利用した光電話

こんにちは。ビジネスホンORDERです

今回は、NTTのアダプターを利用した光電話についてお話ししたいと思います。

以前、「ひかり電話と主装置のユニットについて」という記事で、ひかり電話を
ご利用いただく場合のユニット等についてお話しをさせていただきました。

ひかり電話と主装置のユニットについて

http://www.ntt-saxa.com/businessphone/archives/51

この記事の中で、「光回線の直収」について触れております。

繰り返しで恐縮ですが、「直収」とは光回線をビジネスホン主装置に直接収容
することで、アダプターなどを介することなく回線を主装置に挿すことを意味します。

この記事の中では、何の前提もなく直収のお話しをしましたが、実はビジネスホン
主装置の機種によって直収できるものとできないものがあります。

NTT製のビジネスホンの場合、以下のシリーズでは直収が可能です。
※販売時期が古いものから順に記載しております。
NTTαGX、NTTαNX、NTTαNX2

本日現在で販売されているシリーズでは上記のみとなります。
つまり、GXシリーズ以前に販売されていた機器では光直収ができません。

では、その場合、ひかり電話がご利用いただけないかといいますと、そうでは
ありません。
NTTで提供する「ひかり電話アダプター」を利用すれば、直収ではないですが、
アダプターを介してひかり電話をご利用いただくことが可能です。

※ひかり電話アダプターOGシリーズ
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このアダプターを下記の順に接続します。

NTTひかり回線 ⇒ ONU(終端装置) ⇒ OGアダプター ⇒ 主装置

実は、ひかり電話アダプターにもいくつか種類があります。
OG800Xi、OG800Xa、OG400Xi、OG400Xa

それぞれ数字3桁の部分の100の位が意味するのは、最大対応可能な
チャンネル数です。

OG800:最大8チャンネル対応可 (NTT月額レンタル料:1,500円+税)
OG400:最大4チャンネル対応可 (NTT月額レンタル料:1,000円+税)

チャンネル数とは、同時通話が可能な通話数のことです。
8チャンネルを越えてご利用したい場合は、このアダプターを複数介する
ことで対応可能です。

例えば、合計で10チャンネルご利用された場合は、OG800とOG400を1つずつ
使用すれば、最大12チャンネルまで対応可能ですので、10チャンネルには
対応できます。

また、型番の末尾の英文字は下記を意味します。
i:ISDN対応
a:アナログ対応

ここで少々話しが前後しますが、「ひかり回線を直収できない」場合、アダプターが
どのような役割を果たすかについてお話しします。

「直収できない」の本当の意味は、ビジネスホン主装置がひかり信号を認識できない
ということです。そこで、主装置が認識できる信号に変換してあげるための装置が
OGアダプターです。

OGの型番の末尾が「i」のものはひかり信号をISDN信号に、「a」のものはアナログ信号に変換します。
アダプターによって、いずれかの信号に変換してあげれば、あとは主装置側で、その信号に
対応したユニットを実装することでひかり電話のご利用が可能となります。

 

 

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ひかり電話と主装置のユニットについて

こんにちは。ビジネスホンORDERです

今回は、最近多くの会社で見かけることが多くなりましたNTTひかり電話と
ビジネスホンのことについてお話ししたいと思います。

ひとことで「ひかり電話」と言いましても、実はNTTとの契約内容には大きく
分けて3通りの契約があります。

1つが単なる「ひかり電話」、2つ目が「ひかり電話オフィスタイプ」、3つ目が
「ひかり電話オフィスA(エース)」です。

ひかり電話(以下、「ひかり電話」と記載します。)

https://flets.com/hikaridenwa/service/

ひかり電話オフィスタイプ(以下、「オフィスタイプ」と記載します。)

https://flets.com/hikaridenwa/office/

ひかり電話オフィスA(以下、「オフィスA」と記載します。)

http://www.ntt-east.co.jp/hikari_ofa/?link_eastid=ext_b005

それぞれのサービス内容については、上記のNTT公式ページに譲りますが、ビジネスホン
をご検討の際に重要なのは、「ひかり電話」だけは主装置に実装するユニットが異なる
ということです。

ひかり電話をご利用する際、ビジネスホンの主装置にも収容する回線に合ったユニットを
実装する必要があるのですが、「オフィスタイプ」および「オフィスA」では、光回線を
直収します。
※「直収」とは光回線をビジネスホン主装置に直接収容することで、アダプターなどを
介することなく回線を主装置に挿すことを意味します。

ここで主装置に実装するユニットは、通称「4BRU」と呼ばれる「光直収ユニット」です。

一方、「ひかり電話」をご契約の際には、4BRUによる光回線の直収ができません。
理由は、NTTが設置するひかり電話ルーター(ONU(光終端装置)とルーター一体型)から
出力される信号がアナログ信号だからです。

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上記は、NTTのONU(終端装置)です。
この機器自体にルーター機能はありません。

 

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一方、上記は、NTTのひかり電話ルーターです。
ひかり電話ルーターにも色々と種類がありますが、多くは高さは25cmほどで、先ほどのONUに
比べると少し高さがあります。
よく見ていただくと、ONUの上にルーター機器が合体されているのがお分かりでしょうか。

話しを元に戻しますと、ひかり電話ルーターを利用する場合、出力されるのがアナログ信号
ですから、ビジネスホン主装置側では、アナログ回線を利用している場合と同様の認識が
されますので、ユニットも光回線用のユニットではなく、アナログユニットを実装します。

NTTの契約がどのようになっているかは、NTTから毎月発行される請求書の明細で確認する
ことができます。

明細内に、「請求内訳等詳細」という欄があります。
そちらに「ひかり電話」、「ひかり電話オフィスタイプ」、「ひかり電話オフィスA(エース)」
のいずれかの記載が必ずあるはずですので確認してみてください。

なお、アナログ回線やISDN回線と異なり、光電話は1回線で複数chの契約が可能ですので、
ビジネスホン導入をご検討の際、光回線を使用している場合には、ご契約のch数が何chなのかも
合わせて確認しておくと、お見積りや工事がスムーズにいくでしょう。